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高度異型上皮の手術を受けますがその後の妊娠出産は可能ですか?リスクはありますか?

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産後3ヶ月になります。妊娠中に子宮頚部細胞内の検査をした結果Ⅲaとでました。

再検査しても同じ結果で、出産後消えるかもしれないと言われたのですが、産後もⅢaのままです。

さらに3ヶ所の組織を調べたところ、1箇所から高度異型上皮という結果が出てそのまま放置していたら癌に移行するかもしれないと言われ、円錐切除術を受けることになりました。

これで完治するのでしょうか?

2、3年後にはもう1人子供が欲しいと考えていますが、妊娠出産に問題がないか心配です。

妊娠できても流産しやすいなどといった危険性がないかどうか教えてください。

 

目の前が真っ暗になったかもしれません。

お気持ちはいたいほどわかります。

現実を受け入れることがなかなかできないと思います。

これから先、自分の人生いったいどうなってしまうのだろう…

しかし、早期発見できたということは治療ができるということです。

これから先もちゃんと手術して、ケアしていけば治るのです。

なんで私が…と思うかもしれませんが大丈夫。

手術して完治すれば妊娠も出産も問題ありません。

 

子宮頸がんとは

 

子宮頸部は解剖学的には子宮の出口を指しますが、そこは子宮頸がんというガンが発生することが多い部位です。

子宮頸がんにかかった場合は、ごく初期を除いて、治療のために子宮を摘出しなければならなくなります。

そのため子宮がん検診も重要であり、妊娠初期の妊婦さん全員に対してがん検診を行う病院が多いのが現状です。

 

子宮頸がんの原因

 

子宮頸がんの主な原因はヒトパピローマウイルスというウイルス感染であることが知られており、感染経路は性行為によります。

ヒトパピローマウイルスに感染した人も一部はその後数年かかって子宮頸部の細胞が少しずつ変化し、ガン化が起こります。

ただし、人も変わりもウイルス側にも個体差があり

パピローマウイルスの中にも発がん性の強い種類からほとんど何種類もあります。

また人も顔も個人によってパピローマウイルスに感染してもガンにならない人もいます。

しかし、統計的に見ると、子宮頸がんにかかっている人も80%から90%がこのウイルスが検出されているので子宮頸がんの発がんの主因と考えられています。

 

手術以外治療法は現段階ではない

 

飲み薬はありません。塗り薬もありません。

このウイルスに効くお薬は今の段階ではありません。

100型近くウイルスがあり今日本で認可されている予防のための注射ワクチンは16と18型にのみしか効かないワクチンという様にウイルス事態にも個別の性質がある様です。

 

ガンを予防する方法

自己免疫で直すしかありません。

女性の7-8割は生涯1度はなんらかのウイルスに感染して多くが自浄しています。

しかしハイリスク型に感染してしまいますと、ガン化する確率が高くなってしまいます。

元々異型性状態で4年も経過している様に10-15年かけてジワジワとガン化するのがこのウイルスに感染した異型&ガンの特徴です。

ですから、定期的ながん検診を行うことが最大の予防方法なのです。

 

再発の可能性は?

 

再発は術後2年程度にある場合があるそうです。

膣のどこかに残っていたウイルスがまた異型をつくり出すことはあるそうです。

現在の旦那などが、このウイルスを持っていると性交時に持続感染する場合があります。

ですので、旦那にもウイルス保持しているか調べた方がいいでしょう。

泌尿科で実費ですがウイルス検診を行ってくれます。

 

細かく分けるガンの段階

 

毎日述べたように、細胞の変化には数年かかるため、

がん検診をすると正常とガンの様々な中間段階が見つかります。

これまで子宮ガン検診の結果をクラスⅠⅡⅢⅣⅤと5段階表してきました。

しかし、最近検診の精度も向上を目的にベセスダシステムという新しい分類方法へと変更されつつあります。

  • NILM(陰性)
  • LSIM(軽度扁平上皮内病変)
  • HSIL(高度扁平上皮内病変)
  • ASC US(軽度扁平上皮内病変を否定できない)

 

など聞き慣れない用語が多くあります。

陰性であれば従来通り1、2年ごとに定期健診を行うことに変わりありません。

異常が疑われる場合は、ヒトパロマウイルス検査や組織診を勧められるので、

内容について納得のいくまで説明を受けるようにしましょう。

 

高度扁平上皮内病変と診断された場合

 

高度扁平上皮内病変の場合は0期のガンかそれに近い前段階の所見を意味します。

軽度扁平上皮連内病変の場合は経過観察をすることが多いのですが、

高度扁平上皮内病変は治療の対象となり、円錐切除、またはすでにお子さんを産み終えている場合は子宮全摘をすることになります。

これをそのまま放置すればほぼ100%、0期のガン1期のガンと進行することが予測されるからです。

 

円錐切除の手術が怖いです…

 

大抵の場合は。円錐切除の手術はとても簡単で15-20分程度で終わりますし痛みも軽いのが1時間あるかないかです。

1日ベッドにいた後は物凄く体は楽で元気になります。

 

高度異型上皮だとしても適切な治療を行えば妊娠も可能

 

1期以上は、たとえこれからお子さんが欲しいと考えている場合

局所も悪性細胞の浸潤やリンパ節転移のリスクがあるため、子宮を残すことは難しくなります。

現在高度異型上皮の場合の段階であれば円錐切除を行えば完治します。

また、この円錐切除は診断的な意義もあり、切除した円錐状の子宮頸部の組織をくまなく調べることによって他の部分の状態も診断がつくことになります。

 

高度異型上皮手術後の妊娠、出産のリスクは?予防方法は?

 

円錐切除することによって子宮頸管はやや短くなりますが妊娠、分娩は十分可能です。

短縮した頸管が妊娠中に開くことがある場合は妊娠12週過ぎに早産の予防として、頸管の縫縮を行います。

円錐切除を行ったからといって流産しやすいということはありません。

再発を一応懸念して出来るだけ早めに妊娠出産なさった方がいいですよ。

 

まとめ子宮頸がんの検診は定期的に行うようにしましょう

 

最近外来では20歳代前半あるいは10歳代後半と若いにもかかわらず、この異型上皮に進展している方に出会います。

以前は30歳を過ぎたらガン検診をと言っていましたが、それではどうも遅すぎるようです。

もう一人お子さんをと考えているようでしたら、1日も早く治療をお受けください。

あまり悲観的に思わず、病理検査で最悪だったケースはごくわずかです。

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